会社を選べる自分になろう

企業ニーズがある人材になるコツを述べています

景気によって変わる転職のメリット

転職に興味を持っている人は、元上司や元同僚から転職すると給料が上がるというメリットを聞いたのかもしれません。しかし、収入アップだけを目的とした転職は、自身のキャリアアップにつながりにくいというデメリットの因子も含んでいます。好景気の時は、一般的に製品が売れる時期。この時期の企業は、売上げを伸ばすことができるため、この景気の波を逃すまいと人材に投資をします。

まず、営業部署の採用枠が増えます。特に優秀でなくても、ある程度の営業実績を残してきた人材であれば、採用される確率はとても高くなります。優良といわれる企業に比較的入りやすいのはこのためです。営業マンが増え、売れる製品の量が増えてくると、当然、営業をサポートするために制作やエンジニア、総務などの業務量も増えていきます。営業部署が強化されるに伴い、その他の部署も増強のために良い条件を提示して人材を補強するという仕組みが形成されるのです。これが景気の良い時に転職すると給料が上がる理由です。

逆に不景気になると、採用活動への投資額は減少し、今の社員よりも優秀で、より仕事をこなせる人材を採用しようという動きが高まります。求職者にしてみれば、応募できる企業の数は減ってしまいますが、不景気の時の方が本当に自分のキャリアを伸ばせる仕事に出会う確立が高くなるのです。

景気は常に変動するため、転職を収入を増やすための手段と考えるのではなく、良い結果を出せるビジネスマンになるためのステップとして捉えることが大切です。


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